花谷 淳大阪・天王寺の白髪ぼかし美容師
解説・花谷淳

白髪率10〜30%でも白髪ぼかしはできる?少ない白髪の考え方

大阪・天王寺WORLD ORDERの花谷淳です。

「白髪はまだ少ないけれど、分け目にある数本が気になる」「全部を暗く染めるほどではない気がする」。そんな時期にも、白髪ぼかしは選択肢になります。ただし、白髪が多い方と同じようにハイライトを入れればよい、というわけではありません。

私が大切にしているのは、白髪の割合・生えている場所・好きなデザインの3つを一緒に見ること。今回は、白髪率10〜30%を目安に、まだ黒髪が多い時期の考え方をお伝えします。

白髪が少なくても、気になってしまうのはなぜ?

白髪率とは、髪に占める白髪の割合です。全体では少なくても、いつも見る分け目や顔まわりに集まっていれば、気になりやすくなります。反対に、内側に分散している場合は、普段の髪型では見え方が違います。

つまり、「白髪率が低いから気にならない」とは限りません。全体の数字と、お客様が鏡で見て気になる場所を分けて確認することが大切です。数字はご自身で正確に数える必要はありません。カウンセリングでは、まず気になる場所を教えてください。

割合の基本は、白髪率とは?自分の白髪率の見方でも紹介しています。

白髪率10〜30%では、どんな方針で考える?

私の教材では、0〜20%を「デザイン重視」、20〜40%を「ぼかしとデザイン」の目安にしています。10〜30%は、この2つにまたがる時期です。数字だけで施術を決める境界線ではなく、相談の出発点として使います。

黒髪が多い方は、明るい毛束を足すと筋や立体感が見えやすくなります。ハイライトのデザインを楽しみたい方には、その明暗差が魅力になる一方、自然に見せたい方には強すぎることもあります。

「白髪を目立ちにくくしたい」と「明るい筋を楽しみたい」は、似ていても希望が違います。白髪の量だけでなく、どちらを優先したいかを確認してから、明るさや入れる場所を考えます。

自然にぼかすハイライトと、筋を見せるハイライトの違いは?

自然な仕上がりを目指す場合は、周りの髪となじむ明るさや細さを考えます。分け目に白髪が集中するなら、その見える部分に細かな明るさを加える方法が候補になります。

一方、コントラストハイライトは、暗い部分と明るい部分の差を楽しむデザインです。教材では白髪率10〜30%が候補に挙がりますが、白髪を一本も見えなくするための方法とは違います。筋の見え方が好きかどうかも、選ぶ際の大事なポイントです。

顔まわりが気になる場合には、その部分を明るくするフェイスフレーミングも選択肢です。ただし、幅や明るさによって印象が変わるため、「白髪があるから必ずこの方法」と決めずに相談します。

派手になりたくない場合は、何を伝えればいい?

「派手にしたくない」という言葉だけでは、お互いのイメージがずれることがあります。全体が明るいのが苦手なのか、くっきりした筋が苦手なのかを分けて伝えていただくと、希望を共有しやすくなります。

ベースを暗くして明るい筋を強調すると、全体が暗めでも明暗差は大きくなります。「暗ければ控えめ」とは限らないため、仕上がり写真を見ながら好みを確認するのがおすすめです。

白髪染めの履歴も確認するのはなぜ?

今ある白髪の量に加えて、これまで何で染めてきたかも、方法を選ぶために必要です。白髪染め・ヘナ・ヘアマニキュア、縮毛矯正などの履歴があれば、分かる範囲でお伝えください。

希望のデザインがあっても、髪の状態によっては同じ日に目指せない場合があります。写真とまったく同じにすることを先に約束するのではなく、今の状態に合う進め方を相談します。次に来店できる時期も含めて考えることが、続けやすいカラーにつながります。

白髪が少ない時期こそ、「隠さなければ」と急いで方法を決めず、好きな髪色との両立を考えてみてください。白髪ぼかしと白髪染めの違いも、選び方の参考になります。

よくある質問

白髪が数本でもハイライトを入れた方がいいですか?

必ず入れる必要はありません。気になる場所と希望の見え方を確認し、カラーでなじませる方法やデザインを加える方法を検討します。白髪の本数だけで決めず、明るい筋を楽しみたいかどうかも一緒に考えます。

ハイライトを入れれば、伸びた白髪が見えなくなりますか?

見えなくなることを保証するものではありません。周囲との明暗差やつながりを整えて、境目を目立ちにくくすることを目指します。白髪の生える場所、仕上がりの明るさ、これまでの施術によって見え方は変わります。