花谷 淳大阪・天王寺の白髪ぼかし美容師
解説・花谷淳

縮毛矯正をしていても白髪ぼかしできる?

大阪・天王寺WORLD ORDERの花谷淳です。

「くせ毛なので縮毛矯正はやめられない。でも白髪染めもそろそろ卒業したい」。40代・50代のお客様から、とてもよくいただくご相談です。

結論からお伝えすると、縮毛矯正をしている方でも、白髪を活かす方向に進むことはできます。ただし、ハイライト(髪の一部を細い筋状に明るくする技術)を入れる一般的な白髪ぼかしが向くかどうかは、髪の状態や履歴によって変わります。今回は、縮毛矯正をしている方がどう進めればよいかをお話しします。

縮毛矯正をしていると、なぜ慎重になるの?

縮毛矯正もブリーチ(髪の色を抜く施術)も、どちらも髪に負担がかかる施術です。縮毛矯正をくり返している髪は、すでに体力を使っていることが多く、そこにさらにブリーチを重ねると、ダメージが大きく出てしまうことがあります。

そのため私は、縮毛矯正をしている方には「ブリーチをするかどうか」から一緒に考えます。白髪ぼかし=必ずブリーチ、ではありません。

カウンセリングで必ず伺う3つのこと

縮毛矯正については、カウンセリングの最初の「履歴の確認」で、次の3つを必ず伺います。

特に大事なのが「今後も続けるか」です。これから先も定期的に縮毛矯正をする予定なら、それに合わせてカラーの進め方を組み立てる必要があるからです。あわせて、白髪染め・おしゃれ染め・ヘナ・ブリーチなど、どんなカラーをいつしたかも教えてください。

ブリーチなしで白髪を育てる方法もある

定期的に縮毛矯正をしていてブリーチが難しい方、ダメージが大きい方、そもそもブリーチをしたくない方には、「ハイライトなしで白髪を育てる」進め方があります。

やり方はシンプルで、来店のたびに、新しく生えてきた根元の部分だけ、白髪に入れるブラウン(黒髪がもともと持っている赤茶色の色味)の量を少しずつ減らしてリタッチ(根元染め)していきます。白髪活かしでは、ブラウン量を10〜30%以内に抑えることで、白髪の透明感が出てきます。考え方は白髪染めで透明感が出ない理由は「ブラウン」で詳しく書いています。

ここで大切なのは「いきなり変えない」ことです。

ですから、少しずつ段階を踏んで、毛先の色となじませながら育てていきます。グレージュ系(グレーがかったベージュ)にしたい方も、まずはベージュ系である程度白髪を育ててから、グレージュへ移っていくほうがきれいになじみます。

新しく生えてくる白髪は、一番きれいに発色する部分

根元から新しく生えてくる白髪は、まだカラーが入っていない、透明感のある髪です。ここが白髪活かしで一番きれいに発色する部分になります。ブリーチした部分の色落ちは金色っぽくなりやすいのに対して、白髪の色落ちは柔らかいベージュです。

縮毛矯正をしている方でも、この「新しく生えてくる白髪」を味方につけることで、白髪染めに頼りきらない髪色に近づけていけます。

ハイライトを入れられるかは、髪の状態しだい

髪の状態がよく、ハイライトを入れられると判断できる場合は、極細ハイライト(とても細い筋のハイライト)のように、ダメージが少なめで、伸びても境目が目立ちにくいデザインから考えます。

ただ、これは実際に髪を見てからでないと判断できません。縮毛矯正をした時期や回数、その後のカラーによって、同じ方でも毛先と根元で状態が違うこともあるからです。

特に注意が必要な履歴は?

縮毛矯正をしている髪に、ヘナやヘアマニキュアの色が重なっている場合は、特に慎重になります。ヘナやマニキュアの色は全体のブリーチを1〜2回しないと落ちないことが多く、縮毛矯正をした髪には、それに耐えられる体力が残っていないことが多いからです。

この場合、無理に施術すると大きなトラブルにつながりかねないので、私はお断りして、髪が生え変わるのを待つことをおすすめしています。詳しくはヘナ・マニキュアをしていても白髪ぼかしできる?をご覧ください。

白髪率によっても進め方は変わる

縮毛矯正の有無に加えて、白髪率(髪全体に占める白髪の割合)も見ます。花谷式では白髪率で方針を4つに分けていて、0〜20%は「デザインとして見せる」、20〜40%は「ぼかす」、40〜60%は「なじませる」、70%以上は「活かす」と考えます。白髪染めの履歴がある方は白髪染めの履歴があっても白髪ぼかしはできる?もあわせてどうぞ。

よくある質問

Q. 縮毛矯正をやめないと、白髪ぼかしはできませんか?

やめなくても、白髪を活かす方向に進む方法はあります。今後も縮毛矯正を続ける予定かどうかで進め方が変わるので、カウンセリングで必ず教えてください。ブリーチをしない「ハイライトなしで白髪を育てる」方法もご提案できます。

Q. 縮毛矯正とカラーは同じ日にできますか?

髪の状態や、カラーの内容によって判断が変わるため、ここでは一概にお答えできません。履歴と今の髪の状態を見たうえで、施術日を分けるかどうかも含めてご相談させてください。