ブリーチ卒業とは?ハイライトを入れ続けなくていい理由
大阪・天王寺WORLD ORDERの花谷淳です。
「白髪ぼかしって、ずっとブリーチでハイライトを入れ続けないといけないんですよね?」。カウンセリングでよく聞かれる質問です。
私の答えは「ずっと入れ続ける必要はありません」。白髪を上手に活かせば、ある段階からはハイライトを入れずにカラーだけでつなげていけます。私はこれを「ブリーチ卒業」と呼んでいます。今回は、その考え方と、どんな方に向いているかをお話しします。
ブリーチ卒業とは?
ブリーチ卒業とは、最初の数回でハイライト(髪の一部を細い筋状に明るくする技術)を入れて境目をなじませたあと、ハイライトを入れ続けずに、カラーだけで白髪をつなげていくことです。
ポイントは、白髪そのものを「天然のハイライト」として使うことです。白髪はもともと色素のない、明るい筋です。この白髪を濃いブラウンで消さずに残しておけば、新しく生えてくる白髪が、そのままハイライトの役割をしてくれます。
従来の白髪ぼかしと、何が違うの?
よくある白髪ぼかしは、白髪よりも目立つ明るい筋のハイライトを入れて、白髪をまぎれさせる技術です。
この方法だと、白髪が生えてくるたびにハイライトを入れ直すことになります。その結果、
- ブリーチを重ねるので、髪へのダメージが積み重なりやすい
- 毎回ハイライトの施術が必要なので、経済的な負担も大きくなる
という悩みが出てきます。
一方、花谷式の白髪ぼかしは、白髪を「隠す相手」ではなく「活かす素材」として考えます。白髪を活かせば、ハイライトを足し続ける必要がなくなる。これがブリーチ卒業の考え方です。
ブリーチ卒業までの流れは?
1. 最初の数回は、境目をなじませるハイライト
白髪染めの履歴がある方は、毛先に濃いブラウンが残っています。そこで初回〜2回目は、伸びてきた白髪と、白髪染めの部分の境目をなじませるハイライトを入れます。大切にしているのは、根元から・極細で・白髪とハイライトを近い色にすることの3つです。
極細にするのは、根元から入れたハイライトは、1.5ヶ月ほどで約2倍の太さに見えてくるからです。最初から太く入れると、伸びたときに派手になりやすくなります。
2. 境目がなじんだら、カラーだけでつなげる
境目がなじんだら、その後はハイライトを入れず、カラー(オンカラー=ブリーチをせずに色を重ねる染め方)だけでつなげていきます。
このとき白髪に入れるブラウンの量を10〜30%以内に抑えて、白髪の透明感をできるだけ残します。ブラウンを入れるほど透明感はなくなり、少なくするほど透明感が出ます。白髪を消さないからこそ、白髪がハイライトのように見え続けるわけです。白髪染めをやめる進め方は白髪染めをやめたい人へ。脱白髪染めの進め方もあわせてご覧ください。
ブリーチ卒業しやすいのは、どんな人?
白髪率(髪全体に占める白髪の割合)によって、向き不向きがあります。
- 白髪率40〜60%:黒髪と白髪がほぼ半々なので、ブリーチを卒業しても立体感が残ります。白髪に薄く色を入れるだけで細いハイライトのように見える、ブリーチ卒業のベストゾーンです。詳しくは白髪率40〜60%はブリーチ卒業のベストゾーンをご覧ください。
- 白髪率70%以上:白髪を隠すより、白髪込みで透明感を作れるゾーンです。ブリーチ卒業もしやすいタイプです。(白髪率70%以上は「隠す」より「活かす」)
- 白髪率0〜30%:まだ全体の70〜100%が黒髪です。カラーだけでも白髪ぼかしはできますが、明るさや透明感を保つには限界があります。明るさを楽しみたい方は、ハイライトを続ける選択もあります。(白髪率10〜30%の白髪ぼかし)
どこまでブリーチを減らせるかは、白髪の量だけでなく、白髪の生え方やご希望の明るさ、これまでのカラー履歴でも変わります。カウンセリングで一緒に決めていきましょう。
ブリーチ卒業で気をつけたいことは?
ブリーチ卒業後は、白髪の生え方どおりのデザインになります。「ここにもっと明るさがほしい」と部分的にこだわりたい場合は、ハイライトを足すこともできます。
また、白髪染めの色が濃く残っている方は、白髪を活かす土台を作るために、最初にブリーチが必要になることがあります。ブリーチ卒業は「最初から一度もブリーチしない」という意味ではなく、入れ続けなくてよくなるという意味だと考えてください。
よくある質問
Q. ブリーチ卒業したら、二度とハイライトは入れられませんか?
いいえ、入れられます。普段はカラーだけでつなげて、明るさや立体感を足したいときだけハイライトを入れる、という使い分けもできます。
Q. 白髪が少なくても、ブリーチ卒業できますか?
白髪率0〜30%の方は、カラーだけでも白髪ぼかしはできますが、明るさや透明感を保つには限界があります。どのくらいの明るさを希望されるかで、ハイライトを続けるかどうかをご相談しながら決めます。