ブリーチなしで白髪をぼかす方法
大阪・天王寺WORLD ORDERの花谷淳です。
「白髪ぼかしに興味はあるけれど、ブリーチ(髪の色を抜く施術)はちょっと怖い」。そんなご相談をよくいただきます。白髪ぼかしというと、ハイライト(髪の一部を細い筋状に明るくする技術)を入れるイメージが強いかもしれません。でも、ブリーチをしない方法もあります。
今回は、ブリーチなしで白髪をなじませる考え方と、その向き・不向きをお話しします。
ブリーチなしでも白髪はぼかせるの?
ぼかせます。私がおすすめしているのは「白髪活かしカラー」です。
白髪活かしカラーは、白髪を隠したり消したりするのではなく、白髪に薄くベージュやグレーなどの色を入れて、白髪そのものを"細いハイライト"のように見せるカラーです。白髪はもともと色素がない、明るくて透明感のある髪です。その白髪を消さないように染めることで、ブリーチで筋を作らなくても、自然な立体感が出てきます。
ポイントは「ブラウンを入れすぎない」こと
一般的な白髪染めは、白髪をしっかり隠すために、ブラウン(黒髪がもともと持っている赤茶色の色味)を多めに入れます。これが、白髪染めをすると髪が重たく見え、透明感が出にくい理由です。
花谷式の白髪活かしでは、白髪に入れるブラウン量を10〜30%以内に抑えます。こうすることで白髪の透明感が残り、黒髪との差がやわらかいハイライトのように見えます。ブラウンの話は白髪染めで透明感が出ない理由は「ブラウン」で詳しく書いています。
どんな人に向いている?
ブリーチなしの進め方は、特に次のような方に向いています。
- ブリーチをしたくない方
- ダメージが大きく、ブリーチが難しい方
- 定期的に縮毛矯正をしていて、ブリーチを避けたい方
縮毛矯正をしている方の進め方は縮毛矯正をしていても白髪ぼかしできる?でもご紹介しています。
白髪率で、ブリーチなしの仕上がりは変わる
白髪率(髪全体に占める白髪の割合)によって、ブリーチなしでできることは変わります。花谷式では白髪率で方針を4つに分けていて、0〜20%は「デザインとして見せる」、20〜40%は「ぼかす」、40〜60%は「なじませる」、70%以上は「活かす」と考えます。
- 白髪が少ない方(0〜30%くらい):まだ全体の7割以上が黒髪なので、ブリーチなしでも白髪をなじませることはできますが、明るさや透明感を保つには限界があります。もっと明るく見せたい場合は、ハイライトと組み合わせることも考えます。
- 白髪率40〜60%の方:黒髪と白髪のバランスがちょうどよく、白髪に薄く色を入れるだけで細いハイライトのように見えやすいゾーンです。ブリーチをしなくても立体感が残りやすいです。
- 白髪率70%以上の方:生えてくる白髪になじむように、毛先から根元にかけて少しずつ明るく、ブラウンを少なくしていくグラデーションで染めていきます。
ご自身の白髪率がわからない方は、白髪率とは?自分の白髪率の見方を参考にしてみてください。
いきなり変えないのが、きれいに仕上げるコツ
ブリーチなしで進めるときに大切なのは、少しずつ段階を踏むことです。
ハイライトを入れずに、急にブラウンを大きく減らすと、根元の白髪だけが浮いて見えてしまいます。また、濃い白髪染めが残っている髪に急に明るい色を入れると、根元だけが明るくなってしまいます。
そのため、来店のたびに新しく生えてきた根元の部分だけ、ブラウン量を少しずつ減らしてリタッチ(根元染め)していきます。毛先の色に対して、根元はやや少なめのブラウン量にするのがコツです。グレージュ系(グレーがかったベージュ)にしたい方も、まずはベージュ系である程度白髪を育ててから移っていくほうが、きれいになじみます。
ブリーチなしのデメリットは?
よいことばかりではありません。お伝えしておきたい点が2つあります。
- 白髪の生え方どおりのデザインになる:ハイライトで筋を足さないので、白髪がどこに、どれくらい生えているかがそのまま仕上がりに出ます。
- 白髪染めの履歴が濃い方は、土台づくりが必要なことがある:濃い白髪染めが残っていると、白髪を活かすための土台を作るためにブリーチが必要になる場合があります。
白髪染めの履歴が気になる方は白髪染めの履歴があっても白髪ぼかしはできる?もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. 一度もブリーチをせずに、白髪染めを卒業できますか?
白髪率や、これまでのカラー履歴によります。白髪が多めで、濃い白髪染めの履歴が少ない方は、ブリーチなしで少しずつ白髪を活かす方向へ進められることがあります。濃い白髪染めが残っている場合は、土台づくりにブリーチが必要になることもあるので、実際に髪を見てご提案します。
Q. ブリーチなしの白髪活かしは、派手になりませんか?
白髪に薄く色を入れて、白髪そのものを細いハイライトのように見せる方法なので、白髪が自然になじみ、透明感のある仕上がりを目指せます。柔らかい雰囲気が好きな方や、ナチュラルにおしゃれ感を出したい方におすすめしています。